高齢者婚活パーティー出会って見事マッチングを果たした、
鈴木博さん（仮名・東京都）６０代の男性の方と、斉藤京子さん（仮名・埼玉県）５０代の女性の方。

またしても、博さんの京子さんをからかうようなセリフに対して
笑ってしまった京子さん。

被っているときに言われるのと今とで、どうしてこんなに違うのでしょう。


京子「プハハハ・・・・ハッ。あっ。」

京子さんが我に返って見ると、博さんは本当に怪訝な顔をして京子さんを見ていました。

京子「あ、あの・・・ごめんなさい。その、面白くって・・・。ていうかなんだろう、楽しくて？」

博「京ちゃん・・・・馬鹿にしてないって言うけど、そんな風に顔見て笑われると、やっぱりショックだよ。どうしても馬鹿にされてるようにしか思えない。」

京子「あの、違うの。本当に。」

博「違うって言われたって、これまで京ちゃんに似たような冗談を言って、笑ってたことなんてなかったじゃないか。」

京子「いや、本当に馬鹿にしてるんじゃないのよ。」

博「そう言っても、この頭になった途端、そんなに笑われるなんて・・・やっぱり馬鹿にしてるようにしか思えないよ。」

京子「ええと、そうじゃなくて・・・。」

博「今までは普通に聞いてられた冗談でも、今では『何言ってるんだろうこのハゲ頭が』って思うんだろう？だから笑っちゃうんだろう。」


京子「だから、本当に、そうじゃないの！」

京子さんは思わず語気を強めて言いました。


＜続く＞