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高齢者婚活パーティーで出会って見事マッチングを果たした、
鈴木博さん（仮名・東京都）６０代の男性の方と、斉藤京子さん（仮名・埼玉県）５０代の女性の方。

博「ギャンブルも別に好きじゃないし、多大なる借金もしてませんっ。ついでに大酒飲みでもないし、女遊びに狂っていたりもしません！」

京子「ご、ゴメンなさい。そこまでは・・・。ふふふ。」

自分で質問したのに、確かに失礼な聞き方だったなあと自分で笑ってしまいました。

博「まあ、京ちゃんが心配になった理由はなんとなく分かった。そうだな・・・。確かに元カノと別れた理由の一つを、まだ言ってないというのはある。」

京子「えっ？」

博「京ちゃんに話してない秘密が、あるといえば・・・あるな。」

京子「そ、それは何？」

博「それは・・・・。」

京子「・・・・。」

博「うーん。もう少し経ってからいつか話そうと思ってたけど、こんなに早い段階では・・・。」

京子「何？何？話すとマズイことなの？」

博「いや、マズイわけじゃないけど・・・・。京ちゃんに嫌われないかなあと心配になってね。」

京子「そ、そんなにすごい話なの・・・？多分すぐ嫌いになるとかはないと思うけど・・・。あ！もしかして！」

博「もしかして？」

京子「法に触れること・・・なの・・・・？！は、犯罪・・・？！」

博「違う！違うよ！ははは。話がぶっ飛ぶなあ。俺は犯罪者じゃないよ、もう。」

京子「あわわ、ゴメンなさい。だったら・・・何？」

博さんはうーんと唸ってから、しばらく無口になり、意を決したように言いました。

博「京ちゃん。この後一緒に泊まれないかな？」

京子「えっ？」

博「ストレートに言うと、ホテルに行こうって誘いさ。」


＜続く＞